2012/06/08 寝かた。 |
2012/05/31 再び準備中 |
なのですが、ここ最近のブログ更新のペースがよろしくないですね・・・
と、いうわけで特に話題もありませんが・・・
先日の「みんなで考える回」
コメント欄を設けていないかったので反響のほどはわかりませんが、若干名の方のご意見を伺う機会がありました。
やはり様々な思いをお持ちですね。
そしてとても難しい問題だと改めて感じました。
「自然のことは自然に」任せるのが1番なのですが・・・
例えばノラ猫。
飼い主がいないから「ノラ」さんなわけですが、誰かが毎日でも何日おきかでもご飯を与えていればそれはもう自然の流れの中で暮らしているとは言えないのではないでしょうか。
「ノラ」なのに名前を付けていればなおさらです。
何が言いたいのかと言うと、この「人間に占拠された世界」に生まれた時点で既に自然の流れの中で生きていくのは難しいのではないか?と言うことです。
ですので色々な矛盾が生まれるのは当然で、何が良くて何が悪いのかということも線引きが難しくなっている。
そんな「矛盾」と「混沌」の中で生きているのが今の動物たちの現状なのではないかとふと思いました。
もちろん、それらを作り出しているのは紛れもなく人間なんですけど。
だからと言って殺処分はあってしかるべき行為だとは思いません。
久しぶりに首と背中を痛めてしまい、そんな中で書いたので訳のわからないことを言っているかもしれませんが「だったら書くんじゃないよ!」と思わずご了承ください。
明るく楽しいことを書ければいいんですけどねぇ・・・
カズオがいれば書けるんですけどねぇ・・
相変わらずカズオにすがり、カズオがいなければ自分はただのダメ人間だとはっきり気付いているものの、それでもいいやと開き直っていて、「準備中」を逃げ口上にして実はまだ読む本さえ決めていないカズオの相方
2012/05/25 みんなで考える回 |
~人間は、神と悪魔の間に浮遊する~
みなさんは、犬猫の年間殺処分数がどのくらいかご存知ですか?
今現在、日本では約30万弱の犬猫が殺処分されています。
ある団体のアンケート調査では24万頭という数字もありますが、それでも少ない数字ではありません。
この数字は年々減ってきているものの、ゼロを目指すには遠い道のりです。
ゼロを目指しても最終的にゼロになることは現実的に厳しいと思います。
それでも限りなくゼロにすることはできるはず。
と、いうことで今後の私のメインテーマは「殺処分を減らす」「1匹でも多くの不幸な動物をなくす」です。
「今日カズ」とは真逆の固い内容です。
とは言うものの、私の浅い知識を長々述べても説得力がありませんので、本や映画などをご紹介しつつ見解を述べたいと思います(あくまでも一個人の考えです)
まずはこちら。
「捨てられた犬と猫をめぐる旅が始まります」
というイントロダクション(ほぼ略)のドキュメンタリーです。
もう数年前の作品ですが、保護された動物、放浪犬、野良猫の現状が分かります。
と言っても一部です。
全てを押さえられたら2時間では足りないでしょう。
なので製作を依頼したおばあさんが生きている間に完成させられなかったのか?と(関係ない感想です)
世の中には色々な考えを持つ人がいて、動物に対するものもそうだなぁと感じました。
ただ、とても違和感を感じる場面もありました。
しかし、「この子たちを幸せにしたい」という思いは共通するものでした。
若い人たちが保護動物のために動いていることが救いですね。
調べた所、ツタヤでレンタルしています。(私も借りました)
ジャンルは「ドキュメンタリー」です。
興味のある方はご覧ください(ツタヤの回し者ではありません)
続いてこちら。
これは書籍です。
某有名古本屋で見つけました。
内容は、事実を基にしたフィクションという感じです。
主人公は公務員獣医師で保護センター勤務。
主な仕事は放浪動物(主に犬)の保護と犬猫の殺処分。
保護センターでの一日の仕事の流れや殺処分を行う側の心情(動物を救いたいから獣医になったけど・・・)などなどが書かれています。
ドリームボックスとは殺処分する箱の名前で、苦し紛れのネーミングです。
フィクションなので私からすると「?」という点も多々ありました。
小説の感覚で読めますので某古本屋で見つけた際はご一読いただいてもいいかと思います(某古本屋の回し者ではありません)
強いて言うなら最後が尻切れトンボで終わっているので「え!?終わり!?」となること必至です。
と、ご紹介してきましたが・・・
違うんですよねぇ・・・
まどろっこしいのが嫌いな性格なのでこちら。
※文頭に書かれている通り閲覧注意です。引用元サイトでは年齢制限がかかっています。お子様に見せる場合は保護者の方の判断で行ってください。もちろん大人の方もそれなりの覚悟で見てください。
これぞ現実と言っても良いかと思います。
動物の死というものに近いところで働いていますが、見ていて気持ちのいいものではありませんね。
上記「ドリームボックス」を読んでいると「こういうことか」と思います。
これが土日以外の毎日行われているんです。
「私はきちんと最期まで面倒見るから関係ない」ことはありません。
これらの保護センターの運営は、私達の税金でまかなわれています。
極端に言えば、私たちも片棒を担いでいるとも言えるのです。
少しは身近に感じてもらえたでしょうか。
では、私たちには何ができるか。
まず、飼う以上は何があっても最期まで面倒をみること。当たり前のことです。
その前に、衝動的に飼わない(買わない)こと。
予備知識を入れましょう。大人になったらどのくらいの大きさになるのか。運動がどのくらい必要なのか。どんな病気になりやすいのか。どんな性格なのか(犬種ごとの)。どのように育てていけば良いのか(吠え癖や咬み癖をなくす)等々、知識を詰め込んで悪いことはありません。その代わりきちんとした知識を手に入れてください。
そこで「よし、大丈夫。最期まで飼える」という気持ちを家族全員が持てたら飼いましょう。
例として、高齢の夫婦で大型犬を飼うことはおすすめしません。中型犬でもどうかな・・と思います。
若い成人男性でも力負けするのに、体力的に衰えた高齢の方には運動量も含め扱いきれないと思います。
私も「フカフカのゴールデンに寄りかかって寝たいなぁ」と思いますが、意識無くなってグッタリした時一人ではどうにもできないので諦めました。
「みんなで保護犬・猫を引き取りましょう」というのは殺処分ゼロに近づける順序として違うと思うので、やはり「飼う」ということの責任感をきちっと身につけること、つまり「放棄される命をなくす」ことが殺処分ゼロに向けた第一段階だと考えます。引き取ることもとても大事ですが、これを成さなければいつまで経っても保護動物は減りません。
特に犬種にこだわらないという方は保護センターでの譲渡をおすすめします。
ショップで高いお金を出して買うのであれば、その分を譲渡された子のより良い生活のために使ってあげたほうがいいのでは?と個人的に思うので。ワクチンだ何だでお金もかかりますから。
サイトを見た限りでは、神奈川県は子犬・子猫しか譲渡を行っていません(ここもちょっとなぁと思います)
保護した犬も載ってます。
保護期限が記載されていますね。つまりはその子の「命の期限」でもあります。
譲渡の流れも出ていますので、興味のある方は覗いて見てください。
基本的に住んでいる都道府県の保護センターでしか譲渡を受けられないようですので、他県にお住まいの方はお住まいの県の保護センターのサイトをご覧ください。
長文になりましたが、これでも早足で進めてきました。
考えの押し付けになっていないか不安です。
ここに書いたのは私の一個人としての考えです。
見る、見ないはみなさんの自由です。
それを見てどう感じたかも勿論自由です。
ただ、こういう現実があるということだけは分かって欲しいですし、可能であれば広めてもらいたいと願っています。
これだけのことを書いておきながら、じゃあ私は何をしているか?
何もできていません。
今はまだカズオを失った傷が大きすぎるのと、現実的に動物を受け入れられる状況ではないので先の話になりますが、保護センター(静岡では愛護センター)から引き取り手のないような大人の犬猫を引き取って終生面倒をみたいと思っています(静岡では成犬の譲渡も行っていますので)
そんなところでお許しくだされば幸いです。
特に愛護団体関係者というわけではなく、あくまでも一動物看護師、そして静岡在住なので病院内で唯一ちゃんとした金環日食を全く興味がないのに見たカズオの相方